shima-san blog

　　今朝は雨でした。上下のコートを着用しての千歳山散策でした。

　　９月からの、民自公の党首選び、そして、内閣の改造、政治への直接の行動をやめ、足を洗ったにしろ、通常であれば、高低の差はあるにしても、完全に無関心ということはありませんでした。
しかし、今回は、本心、誰がなっても興味がありませんでした。
　　沖縄県民の意思は完全に無視されています。沖縄への犠牲があまりにも大き過ぎます。沖縄は捨てられた民になりました。
　　福島原発の事故に学ぼうとしません。無視されています。福島は捨てられています。「福島の復興」は、口先だけの言葉です。「原発ゼロ」も「風前の灯火」になりました。
　　国民の声が政治に届きません。

　　こんな日本に誰がしたのでしょうか。政治家？　官僚？　マスコミ？　米国？
　　最終的には国民の責任と言うことになるのでしょうが、それにしても、国民の意思が政治に反映されません。限りなく憂鬱です。

　　二日続けて、最低気温が１０度以下（９．０度でした）になると、やはり涼しさを感じますね。

　　今朝の新聞、特に中央紙は、ｉｐｓ細胞の京大・山中教授のノーベル賞受賞の記事で溢れていますね。夕刻６時半の発表なのに、予想されていて、予定原稿もたくさん用意されていたようで、大変なものです。
しかし、このような出来事は幸いなことですから、国民皆で喜びましょう。
　　山中教授の研究結果が、人間の救い、癒しの面で活用されていくことを願います。科学の発展に比べて、成長のない、否、劣化しているとも云える人間の道徳、倫理の面で、悪用、誤用されることのないように警戒も必要です。

　　昨日は、秋晴れ、爽やかな陽気で、運動や行楽に最適でしたが、外からの呼び掛けに心は動かず、私は書斎にこもり、原発に関する資料を読んだり、昨年の１０月、毎日放送（ＭＢＳ）で放映された、「放射能汚染の時代に生きる、京都大学原子炉実験所『異端』の研究者たち（６人組）」の録画ビデオなどを見たりして過ごしました。
　　先日も、日本学術会議が、原発の安全性と放射性廃棄物・地層処分の問題について、疑問の提起をし、ＮＨＫのクローズアップ現代などでも取り上げられていました。
　　それなのに、事故の確率は低いと言って、チェルノブイリやスリーマイル、福島ダイイチと、人のいのちや地域ごと破壊する大事故が起こっているにもかかわらず、被害者のことよりも、自分たちの権力や利益優先で、継続、稼働しようとする動きをやめようとはしません。
　　一昨日、福島ダイイチを視察した野田首相の発言、「除染作業の加速化を指示」とマスコミが一斉に報道していました。
　　何を寝ぼけたことを言っていますか。除染は単に危険物を移動するだけ、処分場所も決まらない、しかも、１０万年も影響を残すというのに。もっと、急いですることがあるでしょう。
　　笑っちゃいますね。

　目出度きことがあっても、いのちの破壊への道は忘れません。