訪問者のご支援に感謝2009/02/01 08:29

 このブログにどなたが訪問していてくださるか、その数についても、私の方からは、全く分かりません。ホームページ「新平さんの部屋」の方には、カウンターがありますので、訪問者数は分かりますが、ブログとは連動していないようです。
 古くからの友人で、東京におられる方ですが、最近、パソコンを習い始め、楽しむようになられたようです。その方が、私のブログを訪ねてくださり、「山形いのちの電話」の実情に関心を持ってくださり、ご寄付の振込みをしてくださいました。全く予想していなかった事で、本当に有り難いことです。
 IT文化というか、ブログやインターネットによる交流、面白いですね。昨年、読売新聞の山形版に載った私の談話が、九州や京都で読まれたりしていることが分かりました。
 迷惑メールや迷惑コメントには困りますが、時代の流れを楽しみつつ、害にならない程度の声を発信していこうと思っています。

教会の葬式2009/02/03 16:51

 教会の葬式は、讃美歌を歌い、祈りがあり、聖書朗読と説教があります。故人を偲びながら、参列者皆で、神さまを礼拝する形式を取ります。
 今日の午後、長く高校の教師をされた方の葬式がありました。奥様は早くからクリスチャンになっておられたのですが、本人は、喜寿の頃、ようやく信仰の道に入る決心をして洗礼を受けられ、それから12年間、毎週日曜日には礼拝に参加されるようになりました。先頃、夫婦で米寿のお祝いをされた方が、89歳で亡くなられました。
30数年前でしょうか、以前、住まいが近くにあった事もあり、お宅を訪問し、聖書の学びをした事が何回もありました。政治に関わっていた時には、選挙でもお世話になり、また、趣味の囲碁でも指導をいただきました。信仰に入られてからの付き合いよりは、その前の交わりにたくさんの思い出がありました。
 葬式の参列者に、教会関係の参列者も大勢しましたが、それ以上に、学校関係者、教師仲間、教え子などで、圧倒されるような雰囲気でした。讃美歌の声よりも、先生が長く勤めておられた高校の校歌が高らかに歌われました。
 教会の葬式にしては、珍しい光景でした。

ブログの更新2009/02/05 18:08

 二日に一回は更新したいと考えていますが、忙しい時を過ごしていますと、それがなかなか大変なものです。
 事務局体制の事、5月に任期のきれる、二年に一度の法人役員改選のために、辞任される方の後任について交渉すること、今年は開局15周年になっていますが、お祝いをするような状況ではありませんが、それを冠にした、公開講座をすることになりましたので、その講師の先生との交渉など、継続する難題がたくさんあります。
 嬉しいニュースです。7月の記念の公開講座に、秋田大学医学部長、本橋豊先生が内定しました。先生は、自殺予防対策について、学術的にも、行政とのかかわりにおいても、開拓者的な役割を果たしておられる先生です。楽しみにしています。

いのちは誰のもの?2009/02/07 15:47

 県内で、又、無理心中事件が発生しました。悲しいですね。病気、経済的なことなどが、関係しているようです。
 人の命は与えられたものであり、尊いものです。勝手に、否定したり、殺したりしてはいけないのです。他者の命は勿論、自分の命も、自分で自由にする事が出来ないのです。究極者(神)から与えられ、預かっているものです。
 Doing(何かをする事)に、行き詰まることがあるかもしれません。しかし、究極者は、人間に耐える事の出来ないような苦難を決して与えられません。求めるなら、道は、必ず、開かれます。Being(存在そのもの)が、尊いのです。
 自らの生き方を大事にしてください。他者の人生も大事にしてください。子どもにも、それぞれの生き方、人生があるのであり、干渉し過ぎずに、尊重するようにと、言われるようになりました。こんな会話をしていたら、最近、夫に干渉し過ぎる妻が増えたとか、子離れから派生する新たな問題のようです。
 いずれにしろ、それぞれの命、生き方を受容し、尊重する事が大事な事です。
 「自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい。」

何故、減らないのでしょうか?2009/02/09 12:54

 先週、内閣府から発表された、昨年9月までの自殺者の統計によりますと、全国的には、平成19年より5.4%減少していますが、山形県は、相変わらず、4.9%の増加です。自殺率、増加率とも、全国の上位、一ケタ台です。
 昨年7月、NHKの教育テレビ、「視点」で、本橋豊先生が、「18年と19年を比較しながら、自殺予防の対策をしている所は、自殺率が確実に減少している。」と語っていました。そこで、秋田県とか、山形県などを先進的な県として紹介していました。その時の資料は、18年と19年を比較したものでした。
 しかし、先週の資料によりますと、秋田県は確かに20年も減少を続けていますが、今尚、自殺率で全国一位であり、山形県は、減少ではなく、増加しています。
 本橋先生には、一部、最上地区の取り組みの情報が伝わっていますけれども、山形県全体のことが、十分に伝わっていなかったと思います。山形県が自殺予防対策で、先進的な活動をしているなどとは、言えない状況だと思います。これから、していかなければならない重要な課題だと思っています。
 しか、皆で活動をしていくならば、減少させることが出来るという事は、確かな事です。各自治体の行政も、一般市民を巻き込んだ、自殺予防対策で、前進し、それこそ、先進的な活動をしている、と言われるような運動になる事を願っています。

 明日は、自殺予防、フリーダイヤルの日です。
  2月10日(火)午前8:00~11日(水)8:00まで、24時間
 
         0120-738-556

蔵王でスキー2009/02/11 15:51

 今日は水曜日ですが、事務局の仕事が休み(相談電話の方は無休で活動中)なので、天気も良かったし、蔵王でスキーを楽しんできました。
 失明宣告を受けた後の、数年、それとは別の白内障手術の時に1年、一度も行けませんでしたが、それ以外は、若い時からずうっと、年に2,3回は、行っていました。
 高齢になって来て、このところは、年に1回ですね。経費も高いし、体力的にも、余裕がなくなりました。
 しかし、滑っている時は、実に楽しいです。子どもの頃から、スキーを履くようにして育ちましたので、好きなんですね。冬山、雪上の感触が何とも言えない快感です。私の装備は、類似のものを発見できないほど、前近代的なものになってしまいましたが、滑る技術は、それほど見劣りはしませんよ、と自惚れています。
 それにしても、以前に比べてお客さんが少なくなったのには驚きました。待ち時間がなく、自由に滑走できて良いのですが、不景気の影響が及んでいるのではないかと、心配もします。
 同じ雪でも、千歳山の雰囲気とは、随分違います。空気が美味しいですね。高い山には、夏でも殆んど行かなくなりましたが、又、高い山の空気を吸って見たいと、思うようになるかもしれません。
 気分転換、新しい鋭気を与えられた、至福の一日でした。

役員の選任2009/02/13 15:39

 山形いのちの電話の役員の任期は、2年になっていて、今年の5月が改選期になっています。山形センターの場合、地域の有力者に支えられていて、他のセンターからは羨ましいと言われるくらいです。
 しかし、開局15周年にもなり、辞任される方があるとその後任をお願いするのが、なかなか大変になっています。公益法人で、多額の収益をあげ、社会問題として話題になっている所もあるようですが、いのちの電話は、収益が全くなく、寄付金のみによる運営であり、役員の報酬も無、無どころか、交通費、会議の食事代も自己負担ですから、困難になるのは当然なのですが。
 このボランティア活動を理解され、協力してくださる、愛徳豊かな篤志家を探し求めています。事務局の運営について、昨年暮れに、専従者が辞職された後、後任探しに右往左往し、苦労してきましたが、ようやく、4月から勤めていただける適任者が、決まりそうです。今度は、役員改選に向けての作業が始まります。 事務局長の務めも、なかなか大変なものです。
 2月10日のフリーダイヤル、深夜帯に、自殺決行中の電話があり、その危機対応に、担当者が大変だったようです。薬物により途中で意識がなくなり電話がつながったまま眠っているらしく、警察に連絡を取ったりして対処しました。頻回、常習の疑いもあるようでした。
 いのちの電話には、こんなこともあるのです。
 不況のなか、人との関係が切れ、孤独になり、行き詰まっている人が多ぜいいます。支えあいながら、共に生きられる社会が求められています。
 私は、決して、望みを捨てません。

Vigo FM に出演します。2009/02/14 14:25

 今日は、午前中、運営委員会がありました。午後、これから出かけますが、「スーパーバイザーと研修委員の合同会議」があります。いのちの電話では、いろいろな先生方にお世話になっています。皆さんに支えられて、この活動が続けられています。

 突然ですが、やまがたシティFM 、通称 Vigo FM 78.8 の「天分楽校」という番組に、生出演します。
 2月21日(土) 午前11:30~12:00 の間です。

記念事業2009/02/16 09:17

 山形いのちの電話が開局してから、今年の10月1日で、15周年になります。
 今、新年度の事業計画を検討中ですが、通年とは異なるイベントを企画できないか、と考えています。
 一つは、公開講座、例年開催していますが、今年は、開局15周年記念という冠を掲げて、広く宣伝したいと思います。これは、7月4日(土)の午後に内定しました。講師は、秋田大学の医学部長で、内閣府にある「自殺対策推進会議」の委員をしておられる本橋豊先生です。昨年から、全国の大学で、初めて、自殺予防対策の講座を医学部の中に、開かれた先生です。相談員は勿論ですが、行政、大学、一般市民の皆さんに、聴講していただきたいと願っています。
 もう一つは、可能性を探っている段階ですが、財政面の強化策として、有料の講演会か、コンサートなどのイベントが出来ないものかと考えています。公的な補助金がなく、後援会など資金面で支えてくださる方も減少傾向にありますので、このボランティア活動の意義を訴えながら、財政面での助けになればと思うのですが。最近、有料で、集客するイベントははなかなか大変だと言う声も聞きますので、どうしたらいいものかとの迷いもあります。動員力のある組織であれば、直ぐに企画できるのですが。
 何かが出来るように、支援者、協力者の現れることを期待しています。

NTT東日本山形G2009/02/18 10:01

  昨日の午後、NTT東日本山形の鈴木支店長さんが事務局に来られ、年末の、特別賛助金のご寄付をいただきました。
 いつも、年末毎に、県内グループ社員の皆さんに、山形いのちの電話のためのご支援を呼びかけていて頂いています。殆んどの社員、約1000人の皆さんがご協力くださっておられると伺いました。本当に有り難い事です。
 このような温かいご支援があってこそ、いのちの電話のボランティア活動を続けることが出来るのだと思い、心から感謝しています。
 今年のご寄付は、 201,275円でした。本当に有難うございました。

 山形県は、いつも、自殺率が全国でも高位にあり、交通事故の5,6倍の方が亡くなっています。何とか、しなければならない緊急の課題だと思います。この自殺予防の活動が、広く、多くの皆さんに理解されるようになり、全県民的な運動になる事を期待しています。相談員として参加してくださる方、資金ボランティアとしてご協力くださる方が、起こされるように願っています。