罪と恥2016/06/07 09:11

  今朝は晴れていました。だんだん曇り空になるようです。
  今朝の気温、14.2度、日中は、26度の予想です。
  千歳山はいつもの賑わいです。暑い感じで、今朝も、Tシャツ一枚のスタイルでした。毎日、元気に、楽しく歩けることを感謝しています。

  昔、西洋の人と日本人を比較し、「罪と恥」意識の違いを指摘した人がいました。
  政治資金法はザル法と評されています。これを厳しく解釈し、その規定を自らに当てはめるというよりは、違法性の指摘を受けなければよい、もし、問題があれば、あとで訂正をするという運用の様であります。
  舛添都知事の公私混同の問題についても、最初から、違法と断言できることではありませんでした。
  元検事の弁護士が調査し、出した結論は、違法性はないが、不適切なものがいくつもあるということでした。
  厳しい批判を真摯に受け止め、これからは、真摯に都政に邁進するとのことです。道義的な責任はあるとしても、深く反省し、これからは襟を正して働く決意のようです。
  これで、失われた信頼を回復できるでしょうか。

  甘利元大臣、病気を理由に、国会での追及を逃げていましたが、国会が閉会、これから、丁寧に説明責任を果たすとして、政治活動を再開しました。
  徹底的に追及しようとしていた野党でしたが、参院選で忙しく、今更、どうにもならないということになるのでしょうか。
  それにしても、これは、安倍内閣が、国会を軽視していることの証拠ではないでしょうか。
  安保法、憲法問題、TPPも皆同じですが、国民の声が政治に届かなくなっていますね。

  沖縄で起こる米軍の不祥事件について、「深い反省」、「綱紀粛正」、「再発防止」の言葉、県民は数十年の間、何百回も繰り返し聞いたけれど、まったく変化がないと叫んでいます。
  県民のその声は、日本政府にも、米軍にも、届いていません。

  罪と恥の意識が全くありません。
  権力の支配が優先され、正義の道が否定される世の中になっているのかもしれません。