報道の反響2009/06/02 09:35

 5月31日の朝日新聞の記事、その反響は非常に大きく、昨日(6月1日)の事務局の電話は、鳴りっぱなしでした。嬉しいことです。お話を伺いながら、相談員養成講座の要項をお送りしています。ただ、問い合わせのすべてが、応募に直結するわけではありませんが、少なくとも、いのちの電話についての関心、理解が深まっていく事は確かな事であり、喜んでいます。このような課題について、マスコミの皆さんから、ご協力を頂けることは、本当に有り難いことです。

 6月は、相談員にとって魅力的な研修の機会が用意されています。
 
 ☆ 6月19日(金) 午後1時から、山形いのちの電話の総会があり、
         2時から、記念講演があります。
     講師・基督教独立学園・校長、安積力也 先生
     演題・「聴く人間・待つ人間」
     会場・ ファーラ 5階
    
    この講演は、公開にします。聴講希望者は、事務局に申し込んで       ください。
 
 ☆ 6月20日(土) ・・・これは、相談員のためであり、非公開です。
    福島学院大学の玄永牧子 先生
       「いのちの電話の相談から見えるもの」
    佐藤病院・精神科医の栗田征武 先生
       「心の病について」

 このように、相談員として、ボランティア活動を続けながら、自分を磨くために有効な研修が続けられています。応募者が増えるように、祈り続けています。

連盟の総会で上京2009/06/04 15:24

 明日、6月5日は、日本いのちの電話連盟の総会があり、上京します。
連盟は、日本の各センターの連絡・調整を計り、総括していますが、まだ法人格を取得していません。フリーダイヤルなど、公的な補助事業を引き受ける場合、法人格がないと不都合なので、日本で最初に発足した東京いのちの電話の廂(ひさし)を借りる形で、活動してきました。各地域にあるセンターは、殆んどが社会福祉法人であり、NPO法人です。それで、連盟としての法人化を検討してきましたが、福祉事業の具体的な活動がないということで、社会福祉法人には、適用されず、公益的な社団法人として、組織化することになったようです。
 昨夕、高校時代同級会(山形市在住)がありました。これとは別に、全国大会と称するものを、毎年開催している、比較的親密な、同級生たちです。その中の一人、東北大学名誉教授のO君が、5月に鳥取県で学会があり、飛行機、旅館など、すべての予約をしていたが、新型インフルエンザの流入で、延期になり、予約解消で、損をした、などと話していました。
 この度の、連盟の総会も、インフルエンザに影響されなければ良いが、と、心配しててましたが、大丈夫のようです。
 「明日の事まで思い悩むな。明日の事は明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」
 究極的なお方の御手に、委ねて生きると、言うことでしょうね。

いろいろなことがあります。2009/06/06 14:34

 昨日は、連盟の総会のため、東京行き。日帰りの旅は、年を重ねる毎に疲れが多くなるようです。東京は雨でした。会議場への道順も慣れてきましたので、時間の余裕をあまり取らずに、昼食は、駅の立ち食い蕎麦にしました。これも、しばらくぶりで食べると、なかなか美味しいものです。
 会議は例年通りの内容に、公益的な社団法人化へ向けての定款の検討などがありました。
 国の自殺対策関係の予算は、厚生労働省と内閣府の両方にあり、また、連盟と厚労省の関係にも微妙な問題があるということで、国と地方の予算の使い方などで、これからの私どもの活動にも、若干の影響がありそうでした。官と民、国と地方の関係が、よい方向に進み、全体的には、自殺予防の運動が、継続的に、全国民的なものになるよう願っています。
 今朝は、いつものように、千歳山散策。雨でした。それでも、やはり、山形はいいですね。千歳山がすぐ近くにあることは、幸いですね。元気回復です。
 今日の昼食は、いのちの電話関係の知人から、推薦されていた、その日打つ分だけを石臼で自家製粉するという、「日月庵」に行き、お勧めのそば懐石を食べてきました。実に美味しかった。ここなら、お客さんの接待に使えそうです。ただし、小さく、あまり目立たない店で、席数も限られていますので、大勢で食べるには不向きです。
 どこにでも、穴場のような所があるものですね。

山形新聞に掲載2009/06/07 15:54

 今日(6月7日) の山形新聞・朝刊に、山形いのちの電話のことが、掲載されました。
 山形新聞では、最近の山形いのちの電話のことについて、その活動の大切さと問題点をご理解くださり、法人の運営上の課題、相談員不足について、いろいろとご心配され、取材をしていただいていました。
 5月25日には、全面広告を企画、掲載していただきました。そこには、山形いのちの電話の案内、相談員募集のこと、7月4日の公開講座の事などを載せていただきました。
 そして、本日の取材記事では、山形いのちの電話の実情について、多方面からの解説をしていただき、県民の皆様への大きなアピールになっていると思います。
 本当にありがたいことです。
 このように、メディアの皆さん、行政の方々からも、ご協力をいただきながら、本来のボランティア活動として、この社会に対する大きな責任を果たし続けてまいりたいと思います。
 大変だからといって、決して失望・落胆したりしません。この社会が良くなるために、共生の社会となるために、無くてはならない大事な活動ですから、きっと良くなると信じています。希望を持っています。皆さんのより一層の協力を期待しながら、いのちを大切にすること、自殺予防の運動が、国民的な広がりとなるように祈り続けていきます。

庄内に分室 ?2009/06/09 14:46

 山形いのちの電話には、庄内地区から、相談員として活動しておられる方がいます。山形まで来られるのは大変なことです。その困難を乗り越えて、活動しておられる方々に、敬意を表します。
 何年か前に、庄内に分室を作り、電話の転送で処理できないかと、話し合い、見積もりも、出したことがありました。いろいろな事情で実現しませんでした。
 先日の研修会の時にも、再び、話題になりました。その時は、県の担当者も陪席しておられて、今、そのことについての支援、協力についてのお話をいただいています。私は、正直、これが実現したら嬉しいと思いました。
 しかし、差し当たっては、予算のこともありますが、その継続性の問題もあります。分室事務所の管理、受信記録の整理、山形との連絡など、経験のあるスタッフが必要です。更に、危機対応についての体制作りなど、いのちの電話特有の課題もあり、簡単に、「はい、ありがとうございます。」とは言えない事が分かりました。
 行政の皆さんの暖かいご配慮には、感謝しています。これから、山形センターの力をつけて、やがては、庄内に、分室を作れるようになりたいと思っています。その時には、ご支援のお願いに参りたいと考えています。
 厚生労働省の依頼を受けて、全国一斉、24時間、フリーダイヤルを始めたのが、2001年です。しばらくは、12月に一週間連続で実施、一昨年9月からは、自殺予防の日、9月10日に合わせ、毎月10日に実施しています。今年も、その積もりでいたら実施していたら、4月~6月は、補助が無く、連盟の負担ということで、先日の総会で、予算の組み替えがありました。

 明日は、6月10日、全国一斉、24時間、フリーダイヤルの日です。
  6月10日(水) a.m. 8:00~11日(木) a.m. 8:00

0120-738-556

梅雨入り2009/06/11 12:57

 昨日(10日) 梅雨入り宣言がありました。最近は、宣言があっても、翌日に晴れるとか、梅雨らしい日の続くことが少ない気候のように感じていました。
 今日は、いかにも、梅雨らしい雰囲気の天候です。朝の千歳山は、雨でした。通常よりも若干登山者が少なめでした。午前に一時、雨が止みましたが、今は、降っています。
 昨日、山形新聞社から、山形いのちの電話のために、多額の寄付金をいただきました。5月24日の新聞に、全面広告を掲載していただいた時、企画に賛同してくださった企業、団体の広告料の一部からの、寄付ということでした。
 山形いのちの電話の紹介、相談員募集のこと、7月4日の公開講座のことなどを掲載して案内、広報をすることができました。更に、運営のための寄付金まで頂き、本当に、有難いことです。報道後、直ぐに、募集要項の請求や資金ボランティアになってくださる方からの問い合わせなど、たくさんの反応がありました。 
 私どもの活動は、すべてがボランティアであり、皆さんのご寄付によって運営されていますので、このように、メディアの方から、ご支援、ご協力をいただけることは、何よりも嬉しいことであり、感謝しています。
 渋谷雄司専務さんから、「これを毎年の企画として検討したい。」との話をいただきました。
 最近、いのちの電話の相談員不足などで悲鳴をあげている中、各方面からのご支援、ご協力の声がかかり、嬉しい限りです。これが、いのちの電話の力になり、十分な活動ができる法人となれるように、励んでまいりたいと思っています。とはいっても、個人の力は微力です。このような雰囲気が、社会全体の関心になり、皆さんの協力で盛り上げていけたら素晴らしい事です。
 期待し、望みをもって、祈りながら、活動していきます。

事務所は何処 ?2009/06/12 15:45

今朝、千歳山で、Aさんに、しばらくぶりで会いました。「11日の山形新聞で、いのちの電話に寄付を頂く、あなたの写真を見ましたよ。」といってくれました。最近、いのちの電話のことが、何度か、新聞に掲載されましたので、時々、話題になります。千歳山で出会う方々とは、短時間ですから、名前は知ることもありますが、何をしているとか、どこに住んでいるとかは、あまり、話しません。A さんが、「いのちの電話」の事務所はあそこですか? と聞いてきました。あそこ? 私の自宅のことだと分かりました。いつも、いのちの電話のポスター、フリーダイヤルや公開講座のポスターなども、非常に目立つように掲示していますので、私の家と確認し、あそこ、と言ったことが分かりました。私は、答えました。あそこは、私の自宅、いのちの電話の事務所ではない、事務所は、匿名相談のため、非公開になっているのです、と言って、納得していただきました。
 今日、また、若い方の訃報が入りました。先日は、娘の友達のご主人の突然死、喪失感の大きさについて、このブログでも書きました。今日の訃報は、東京の人、私の息子のような関係にある人の、奥さんです。当然、若い方です。若い方々の、突然の訃報を聞くのは哀しいことです。何と、慰めてよいか、分かりません。遺伝性の筋ジストロフィーが横隔膜に作用し、急に悪化したようです。
 人の命は、誰にも、分かりません。生きたいと思っても、生きることができない方がいます。自殺を考える人たちも、本心では、生きたい、という思いを持っています。みんなで助け合って、生きることができる社会作りに励みたいものです。

安積力也先生の講演2009/06/14 15:19

 安積力也先生の講演会があります。
 楽しみにし、期待しています。多くの方々に聞いて頂きたいと、願っています。
 今週金曜日、6月19日、午後 2時です。会場は、山形市城西町・男女共同参画センター(5F) ファーラ研修室です。
 「聴く人間・待つ人間」という演題です。講師は、基督教独立学園高校長・安積力也 先生です。
 今、社会で、学校で、職場で、家庭の中でさえ、「聴けない人」、「待てない人」が多くなっています。いろいろな問題の原因が、そんなところにあるのかもしれません。私どもにとって、大切な、大切な、お話になると、予想しています。
 山形いのちの電話の総会が1時に始まります。約一時間で終了します。総会後の2時に、記念講演が予定されています。皆さんに、公開します。総会も、閉鎖的なものではなく、マスコミ関係者はもちろん、いのちの電話に関心のある方々はどなたでも、皆さんが傍聴できます。
 お待ちしています。

 当日、総会開会前に、評議員・熊谷真一様から、寄付金の申し出があり、古澤茂堂理事長がお受けする予定です。私どもの現状をご理解くださり、この活動を支援してくださる方が、多く、起こされていることを感謝しています。

主は羊飼い2009/06/16 15:24

 ブログを更新しようと思うのですが、なかなか、私の頭脳が回転しません。言葉が、出てきません。それで、今日は、旧約聖書、詩編23編の言葉を引用します。これは私の大好きな詩編です。多くのクリスチャンたちの愛唱している詩編です。

  v.1  主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
   v.2 主はわたしを青草の原に休ませ
         憩いの水のほとりに伴い
  v.3 魂を生き返らせてくださる。
      主は御名にふさわしく
          わたしを正しい道に導かれる。
  v.4 死の陰の谷を行くときも
          わたしは災いを恐れない。
      あなたがわたしと共にいてくださる。
      あなたの鞭、あなたの杖
      それがわたしを力づける。
  v.5  わたしを苦しめる者を前にしても
      あなたはわたしに食卓を整えてくださる。
      わたしの頭に香油を注ぎ
      わたしの杯を溢れさせてくださる。
   v.6   命のある限り
      恵みと慈しみはいつもわたしを追う。
      主の家にわたしは帰り
      生涯、そこにとどまるであろう。

明日は総会2009/06/18 12:41

 明日、19日(金)、午後1時から、社会福祉法人山形いのちの電話の総会があります。関係者、後援会、資金ボランティアの皆さんなどに、事業の報告をします。

 午後2時から、安積力也先生の記念講演があります。「聴く人間、待つ人間」です。(山形市城西町・ファーラ 5階です。)

 いのちの電話の相談員不足が、報道されてから、多くの、いろいろな反響がありました。皆さんからの、このボランティア活動に対する暖かい思いをすべて受けとめたいのですが、難しい問題もあります。
 相談員養成講座の受講資格を、昨年から、上限、65歳を68歳までに引き上げましたが、今年の問い合わせでは、70歳以上の元気な方が数人おられました。
 また、研修予定の曜日について、こちらの企画では、どうにもならない特定の曜日指定があって、それならできるんだが、と言われたりしますと、その厚意は受けつつも、こちらの計画に合わせることができるようになったら、また、考えてください、と、答えなければならない歯がゆさがあります。
 いのちの電話の相談員は、個人プレーではなく、相談員全体でチームとなり、研修を受け、連携を計りながら活動しています。専門家でなくともいいのです。相談を受けるための研修、訓練を受けていただき、活動します。他の相談機関での経験があっても、そのまま、いのちの電話の相談員になれるということもないのです。
 相談員不足に悲鳴を上げつつも、基本的な立場を守りつつ、新規の応募者を期待しています。