電話相談員養成講座2007/09/21 15:08

私が事務局に入った時、相談員の確保が最大の課題であることを知らされた。一応の締め切り日が近づいていたその時、応募者は一人だけ、そのままでは、講座が開講できないかもしれない、と言う事でした。非常に心配しました。 しかし、最終的には、10名の応募者があり、10月13日の開講に向けて準備中です。一安心です。 先日の全国事務局長会議の時、Tセンターの局長が「今年は応募者が少なく、70名しかいません。」と、報告していたのを聞き、羨ましく思いました。山形でも、毎年、30名ぐらいあれば、と、願っています。

平和と安全2007/09/23 15:38

平和と安全は似ているような言葉ですが、全く異なります。安全は、個人にしろ、国家にしろ、いつも、自らを中心に考えます。自国の安全のためと言って、戦争さえ仕掛けます。相手を敵だと決めつけ、殺す事を正当化します。テロリストたちも、その考え方に間違いがあるにしても、自分たちの利益、自らの立場を守るために戦っているのでしょう。

こんな戦いを続けているなら、いつまでも、平和は実現しません。平和は、他者の立場を理解する事です。理想主義と言われる事は承知していますが、真の平和を実現するには、自らを無にして、相手を理解し、愛する事です。「自分を愛するように、あなたの隣人を愛する事」。

いのちの電話の始まりも、相手の立場を理解し、聴くことでした。電話の向こうにいる人は、自分たちの競争相手ではなく、教えてあげる生徒でもありません。貴いいのちを持つ隣人です。心から愛し、生きることに連帯する事によって、小さな平和が実現していくものだと思います。

赤い羽根共同募金2007/09/26 09:37

恒例の街頭募金が10月1日に始まります。

山形いのちの電話では、山形県共同募金会から、これまでに、広報誌発行のために、また、ポスター印刷のための補助金などを頂いてきました。

今年度は、相談員の継続研修のために補助金を頂いています。相談員は、2年間の研修と訓練を経て、相談員として認定されます。研修受講費は、自己負担です。認定されてそれで終わりではありません。定められた継続研修を受け、委員会の審査を受けながら、その活動を続けているものです。これで、無償のボランティア活動をしているということで、いのちの電話の役員会では、相談員の自己負担分の軽減対策はないものかと、いつも、話題になりますが、難しい課題です。今年は、共同募金会から、補助を頂き、感謝しています。他県のセンターでは、県や市など、自治体などによる補助金を受けている所もあります。

10月1日、山形市役所で行われる、赤い羽根共同募金オープニングセレモニーで、ありがとうメッセージをする事になりました。

生きる意味2007/09/28 15:21

若い時に、人は何のために生きるのだろうか、と考える人が多い。しかし、その答えを見出す人は、非常に少ないのではないでしょうか。

その答えは、分からなくとも、構わないと思う。人間は、神ではないのだから、すべての事を知ることなど、出来る筈がないのです。人間とは、そういう限界のある存在だということを理解することが大切でしょう。

人は、そのいのちを自分で獲得したのではありません。いのちを造りだすこともできません。人は、いのちを与えられ、生かされているのです。そのいのちは何物にも代えられない、貴い宝です。人が、生かされていることによって、他者との関係が発生します。。その関係で無意味なものは、ひとつも、ありません。ただ、生きることによって、他者のためになっているのです。自分のためだけではなく、他者のために生きるのです。そこに、生きる意味があると思います。

いのちを粗末にしてはいけません。殺してはいけません。死んではいけません。いのちをもっと大切にしましょう。苦しい時、悲しい時、「いのちの電話」を利用してください。